自然風の庭づくり施工例>>08広島市佐伯区「N邸」庭リフォーム工事

広島市佐伯区「N邸」庭リフォーム工事

比較的規模の大きい、池があり松のある伝統的な日本庭園だった既存のお庭を、敷地の特性である瀬戸内海の眺めを確保するとともに、山側は流れ・石組および植栽でリガーデンして、自然度の高い景色を創りました。
近隣の建築物などは植栽で隠したため、お庭では他人の目を意識する必要がなく、景色を独占して、開放的な気持ちになることができます。
山の裾野を流れる小川を模して創った流れは、循環ポンプによって水が流れ、本当のせせらぎのように爽やかな水音をたてます。
石組に利用した石は、既存日本庭園の池で利用されていた石材ですが、大ぶりなものが多かったため、その半分以上を土に埋め、最も形の良い部分だけを利用しています。
流れの石は大田川上流の川石で、その角の取れ具合が景色にマッチしています。
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高台の住宅地に位置するN邸。瀬戸内海を眺望できる景色を、十分に活かした庭にしてもらいたいという施主のご要望で、リビング、和室から瀬戸内海を望む絶景をさえぎらないようにデザインしました。
また、「和室に面しているので和室から見ても違和感のない庭にしてもらいたい」というご要望も考慮したデザインになっています。
門から庭への園路部分については、アイストップに石組と流れを配置して視線を固定し、かつ障りの樹木を配置することで、庭に入った瞬間にパッとドラマティックに眺望が開けるようにデザインしました。
玄関門を入りお庭に抜ける小道。緑のトンネルを抜けると広いストーンテラスと絶景が目に飛び込んできます。 玄関門からの小道は視界を狭めるように植栽することで、お庭に出て目にする絶景と広い空間が更に際立つよう設計しました。
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施工前 施工後
三方向を道路で囲まれた角地という立地のため、道行く人や団地上段からの視線が気になっていました。施工前はアルミフェンスがあるだけでしたので、お庭が外から丸見えの状態でした。 高木・中木・低木を重なるように植栽することで外からの視線をカットしています。外から見ると「生垣」の役割を果たし、お庭の中から見ると自然な奥行きのある山の風景を再現しています。
樹木を植栽しただけでは、十分な高さを確保できないため、約1.5mの土盛を施し、その地ごしらえの上に植栽をしております。これにより、ノッポな樹木を使うことなく、自然樹形を持つ樹木だけで隣家の視線を防いでいます。
また平坦な敷地面積を確保するために、幅の狭い土盛にしたかったので、フェンス側は高さ80cm程度の石垣を築いています。
施工前 施工後
マツのある、非常に古典的な日本庭園でした。あまり手入れがされておらず、庭として機能しておりませんでした。 奥行きのある山の風景とその裾野を流れる小川、そして前方に見える瀬戸内海。山と海と川の風景のある贅沢なお庭です。
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既存の日本庭園には、多くの大ぶりな景石が使われており、その景石を利用しながら景色を再構築しました。 景石を移動させるのに、重いものを吊れるクレーン車を使いました。この石だけで、約5トン程度の重量があります。
庭には温室がありました。売却の仲介を依頼され、その売却益をお庭工事に利用しました。 程度の良いマツがあったので、こちらは弊社で買い取らせて頂きました。やはり売却益をお庭工事に流用しました。
施工前 施工後
お庭の先端にあたる位置には御影石で造った立水栓が。この御影石の板は、以前のお庭に石橋として利用されていたものを再利用しました。小鳥のハンドルがアクセントになっています。
高い築山から平坦地まで高さ調整をしなければなりませんが、急な勾配を避けたく、段々に高さを変えています。この石はその土留めの役にも立っております。
「お庭で会食できるスペースが欲しい」とのご要望からデザインした広いストーンテラスには、お庭の中央にあたる位置にシンボルツリーとしてイロハモミジを植栽しました。夏には青々とした葉が涼しげな木陰を作り、秋には美しい紅葉が目を楽しませてくれます。
ストーンテラスは30cm*60cmの板石を使用していますが、ところどころに太目地を設け、そこに下草類を植え込んでいます。これにより、ストーンテラスにより分断されている左右のお庭を景観的に繋いでいます。
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