自然風の庭づくり施工例>>19西区山田団地「K邸」リガーデン工事

西区山田団地「K邸」リガーデン工事

住宅を建て替えられ、とりあえずの外構を施された状態に、お庭の要素を付け加えていきました。既存樹木としてソテツが残っており、それを活かしながら古材の板石で景色を形づくりました。
緑量を増やすために、階段横の駐車スペースを植栽スペースに転じることで、緑が少なく殺風景だった建物周りを、緑豊かに彩ることができました。
またプレーンなコンクリート打ちっぱなしだった駐車スペースは、古材の板石を使用することにより、見た目に嬉しい変化に富んだスペースとなりました。
既存樹木のソテツを配置して、それを活かすように雑木を植栽しました。潅木類・下草類を充実させ、狭いながらも自然度の高い植栽スペースとなっております。
完成後すぐは、とても淋しい状態でしたが、9ヶ月経った状態は、壁面に下垂させたヘデラも伸び、健全に推移しています。
施工前の駐車スペースです。プレーンなコンクリート打ちっぱなしですが、淋しい印象です。 バックホウにブレーカーを取り付け、コンクリートを壊していきます。。
破砕したコンクリートを取り除き、駐車スペースを再設定して、メッシュ筋を施した状態です。 板石を貼っていくのですが、車重により沈まないよう、その下地としてコンクリートを打設しています。
古材の板石と、同系色のピンコロ石を組み合わせています。 年年歳歳、古材が手に入りにくくなり、寂びて(風化して)味わいのある材料を入手するのに苦労しています。
お庭部分にも板石を敷くため、転圧を施しています。重量物が載らないため、機械による転圧のみです。 バッサ(板石を止めるためのモルタル)を敷き、その上に板石を並べています。ピンコロ石を入れる部分は空けてあります。
階段と舗装の隙間にピンコロ石を設置しました。このような細かな造作を行なうことで、全体の一体感が生まれます。 植栽スペースを土壌改良しております。一般的な広島の土は、シルト分の少ない真砂土なので、植物を健全に生育させるには、保水性と膨軟性を確保することが大事です。
ハナミズキを植栽しています。植木を植えるのは、植え穴を掘る→根鉢を入れる→土をかける→水極する、という工程なのですが、なかでも水極が大事です。水で土を流し込み、根鉢と土壌の空隙がなくなるようにします。空隙があると発根しません。 高木→潅木→下草の順で植栽を行います。高木で骨格をつくり、潅木で支え、下草で変化を出します。
駐車スペースと植栽スペースの間にゴロタ石を施し、景観に変化を持たせています。ゴロタ石とは花崗岩質の石材で、ゴロゴロした丸っこい形状をしています。 完成しました。工期は約1週間でした。
9ヵ月後の状態です。どの植物も健全に生育して、立派に景色を構成しています。 お庭部分です。こちらの植物も元気に成長しています。
階段に花苗が飾ってあります。お庭を守り育てようという気持ちが感じられて、施工業者としても嬉しいことです。
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