自然風の庭づくり施工例>>24「スペース手」(安佐南区長束)ガーデン工事

「スペース手」(安佐南区長束)ガーデン工事

長束にあるギャラリーのお庭です。日本建築を改装されたギャラリースペースで、絵画・彫刻の芸術作品の展示や、音楽の演奏会などを催されております。
建築物内部はギャラリーとして整えられておりましたが、外回り・庭部分については、計画的には手をつけられておられませんでした。


【スペース手WEBページ】
お施主様が山野草などを少しずつご自分で植えられた庭は、定期的で専門的なメンテナンスをされておらず、樹木が繁茂してせっかくの日本建築が隠れていました。
また玄関に続くアプローチも、両側から樹木が生い茂り、暗く中の様子が見通せず、訪れにくい印象でした。
庭部分については、開けた空間が無い状態で、庭に面した室内をも狭く感じさせていました。
玄関へのアプローチ部分です。階段を取り付け、両側の植栽を変更しました。植栽による圧迫感を軽減するため、下草類を利用しています。
外部空間と内部空間の関係性を重視しました、ギャラリーとして、内部空間の美しさと、外部空間への滲み出しの両面を、達成できるよう努力しました。
外側から見た図です。外部から内部をある程度見通せることができ、かつ内部のプライバシーを確保できる構造となっています。
鬱蒼として暗かったお庭が、軽やかで鮮やかなお庭に生まれ変わりました。加工した石、自然な石、植物と、材料の自然度を段階的に高めていくことにより、里山的な雰囲気を目指しています。
古材の長石を利用して、景色を構成しています。 湯来石を利用しています。表面がゴツゴツしているので、上流域の雰囲気を醸し出します。
疎に植栽を施しています。植栽により視線を遮ることで、実際よりも広く感じさせます。 杉苔が景色を落ちつかせています。杉苔は湿気を好みますので、庭に利用する際には気をつけなければいけません。
奥に赤い花をつけているキリシマツヅジは、古くからお庭にあったもので、現在では入手困難なほど立派なものです。 門からの風景です。ドラマチックなシークエンスとなっております。
長石の外にサビ砂利を敷き、歩く位置を制限しています。これにより、ポイントを絞った景観整備を実施できます。 とても自然度を高く整備しています。とても住宅地のど真ん中の空間とは思えません。
臼型の手水鉢を配置しております。背景の自然と手水鉢の人工が、とてもよく対比しています。 外側から見たところです。伝統的な家屋と、伝統的な石積みをそのままに、その間の庭空間を整備しました。
不要な樹木の伐採からはじめます。 新しいお庭で使用できる、育ちの良い植木は掘り取っておきます。
掘り取った植木は、傷まないように仮植しておきます。 整地が完了しました。住宅地なので簡易フェンスを設けました。
大きな石材から配置していきます。 アプローチ部分の石材です。ドリルで穴を開け、楔を打ち、適切な長さに石を割ります。
給水工事です。 排水工事です。どこに水を集め、どこに逃がすのか、よくよく考えなければなりません。
自然石を据え付けています。完成形を想像しながら、適切に配置していきます。 石を据えた後は、向きなどが変わらないように、小石、土を詰めていきます。
アプローチ部分のゴロタ石張りです。 植栽は、大きな樹木から順に行なっていきます。
高さ2.5m程度の樹木です。植え込む前に剪定を行なっておきます。 外周フェンスです。フェンスの外側にも植栽ができるよう、位置を決めています。
下草類を植えています。様々な種類の下草類を適切に配置していきます。 それぞれの下草(山野草)の生育環境にあわせて、よく育つように桐生砂などを混入します。
整地を行っています。 雨水が溜まったりしないように、綺麗に整地します。
整地を施した上に、自然石を配置していきます。 自然石も大きなものから小さなものへ、順番に配置していきます。
自然石は湯来石を使っています。 細かな自然石を配置しています。
砂利を敷き均しています。 視界に入るのであれば、縁側の下まで敷き均します。
お施主様との打ち合わせ風景です。お施主様に満足していただけるよう打合せを欠かしません。問題があれば直ちに修正を行なうとともに、問題が発生しないよう十分にご説明差し上げます。 ご用意されていた看板を取り付けています。これで完成です。
Price (万円) 税抜
〜100
100〜150
150〜200
200〜300
300〜400
400〜500
500〜
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