自然風の庭づくり施工例>>66安佐南区伴南「F邸」新築外構造園工事

安佐南区伴南「F邸」新築外構造園工事

こころ住宅団地の緑地付宅地のお客さま。角地の2区画を利用できるため、1区画で考えてしまいそうになる頭を切り替えながらのプラン策定になりました。
2区画あるのであれば、「1区画ではできないことをするべき」と方針を定め、大規模な流れを形づくり、本格的なビオトープを目指しました。
また小さな植木を植えるのではなく、広い敷地に見合うような大きな植木を持ち込みました。大きな植木は関東の産地畑まで自分たちで買い付けに行ったもので、素晴らしい樹形のものです。
大規模な庭の場合には、事前に骨格となる構造を決めておかなければなりません。これを怠ると、小さな庭のように後から辻褄をあわせようとしても、うまくいかずまとまりのない空間となってしまいます。
この庭の骨格は流れと池、そして3本の大きな植木と、芝生広場となります。これらの部分に力を入れて作業を進めました。
建物から奥側、左寄りを見たところです。左側は比較的車通りの多い生活道路となり、奥側は人の行き来する緑道となっています。緑を濃くすることにより、上手く視線をカットできています。
建物から奥側、右寄りを見たところです。右にはお隣さんがあるのですが、なんといっても2区画あることと、隣も緑地付宅地となっていますので、まったく人の視線を感じない憩いの空間となっています。
ちょっと想像しにくいかもしれませんが、まったく同じ構図です。造園という世界の素晴らしさが、如実に現れているのではないでしょうか。自然の景観を切り取って生活空間に持ってくる、を体現することができました。
緑地部分には構造物を設けることができないうえ、分譲時は等間隔に植木が植えてあるだけでした。工事前に比べて景観的にも、緑量的にも向上させることができました。
玄関側の植栽です。石を積んで、その中に植栽をしました。そのままでは大きなウッドフェンス面も、植栽のバックグランドとして利用すれば、大きさも邪魔になりません。
玄関側の反対の植栽です。同様に石積みのなかに植栽を施しています。こちらも大きくて目立つブロック塀の存在を、植物が掻き消しています。
道路側から見たところです。植栽スペースは狭いのですが、落葉樹であれば背の高い樹木を植えることができます。
建築物だけだと無骨ですが、植栽を加えることで、洒落た雰囲気に仕上がります。
玄関側の反対側からです。これだけ大きな建築物なので、もう少し植物を導入しても良かったかもしれません。
赤い実がアクセントになっています。やはり植物の良さのひとつは、花や実が成ることでしょうね。 グランドカバーも繁ってきて、良い雰囲気になってきました。石積みを覆うように伸びるグランドカバーの緑色が、石材のグレーによく映えます。
池に住む、金魚とメダカです。水深を深くとっていますので、ネコにいたずらされることもありません。また水深の浅いところ、流れの穏やかなところと、変化に富んだ流れになっています。 大きな植木を3本植えました。2区画という広い敷地があったから実現したのですが、やはり植木は大きい方が格好いいですね。
右側から左側を見たところです。平地を芝生にしており、斜面はバークを敷いているだけです。。 奥側から手前を見ているところです。かなり広い敷地であることがわかると思います。
小鳥の巣箱を取り付けられたようです。これだけ緑が多いのだから、きっと小鳥も喜んで住むでしょうね。 ブルーベリーの実がなっています。ブルーベリーやオリーブの人気は根強いですね。
既存の植木の移植からスタートです。等間隔に植えてある植木を掘り起こして、奥側に移動させます。樹形の悪い植木は、目立たない場所に配置します。 掘り取っているところです。バックホウで荒く掘り、その後スコップで根を傷めないよう掘り上げます。
植木を動かし終わったところです。かなり広い敷地であることが分かります。 敷地にアンジュレーションを設けるため、真砂土を搬入しました。あわせてバックホウで整形していきます。
土壌改良材を搬入しました。莫大な量の土壌改良材となります。広島には真砂土が多いのですが、真砂土は植物にとってプラスマイナスゼロの土です。そのまま植物を植えると、どんどん傷みます。 しかしながらプラスマイナスゼロだけに、土壌改良材を混入することにより、植物の生育に適切な土壌に改良することが可能です。
湯来石の採集に行きました。石屋さんが山の中から掘り出してくれるので、それを選りながらワイヤーネットに並べます。 湯来石の搬入風景です。ワイヤーネットごとに荷卸しします。石は比重が重たいので、すぐに積載オーバーになってしまいます。
そこで10トンダンプをチャーターします。2トントラック、3トントラックで何度も往復するより、この方が効率的です。 荷卸しした湯来石です。一般的には景石として利用します。広島では他に向原の石がありますが、あまり好きではないので、NeatGardenでは使用しません。
花壇になるよう石を積んでいきます。まだあまり家が建っていなかったので、道路に石を並べて作業させて貰っていました。 作ったマスに、植木を植えていきます。地盤よりも高くすることにより、土壌中の水分が逃げやすくなってしまうため、保水性を向上させる土壌改良を施します。
植物を植え、石を並べたところです。それぞれの材料が馴染んでくるまで、しばらく時間がかかります。 別の植栽マスに石を並べているところです。フェンス下に並べている石材も利いていますね。
点検口周辺の細かな隙間にも石材を並べていきます。こういったことは造園の得意とする部分です。既製品を使用する外構業者や土木業者ではこうはいきません。 グランドカバーを植えています。葉色の異なる様々な種類のグランドカバーを組み合わせていきます。
流れと池の基面を作っていきます。目的に応じて水の流れ方もデザインする必要があります。 表面をコンクリートで固めるので、コンクリートが割れないように地盤を締め固めていきます。。
重力に従ってしか水は流れませんので、高さの調整には時間をかけます。 不織布を敷き並べます。NeatGardenの歴史上、最も大きな流れとなります。
防水シートを敷きます。池や流れで水が漏ってしまうと、思いもよらない所から水が湧いてくることになります。まず漏らさないことが1番大事です。 コンクリートを流し込んでいきます。
高さをチェックしながら整形を施していきます。とても慎重な作業となります。 完成です。この後は石材と植物で修景をしていきます。
石材を並べていきます。自然なイメージになるよう、石の大きさや向きを考えながら、敷き詰めていきます。 水を張って、細かな隙間も石材を並べていきます。
アンジュレーション部分の基面を整正しています。植物を植える前に基面整正をしておかないと、植物を植えた後からは変更しにくいです。 芝生部分も基面整正します。
芝生部分に土壌改良を施します。芝生面を健全に保つためには、何よりも土壌改良が重要です。 耕運機で撹拌、混入していきます。芝生の根が伸びるフカフカの土に仕上がります。
高木を植栽していきます。植穴を掘って樹木を立て込んでいきます。 植える前には剪定を施します。これは根の状態に地上部を合わせる作業となります。根が賄える以上に葉が多いと、枯れやすくなります。
中低木を植栽していきます。中低木はポットで生産されていることが多いので、樹勢調整剪定の必要はありません。 道路側の景観も意識して、植栽を施していきます。
バークでマルチングを施しています。土壌からの水分蒸散を緩和するとともに、白けた地面を落ち着いた茶色にします。 緑道に通じる園路にウッドチップを敷き並べます。ウッドチップを敷くことにより、歩行場所が明確になり、立ち入って貰いたくない部分に人が立ち入らなくなります。
流れ、池の周辺と、奥側が完成しました。残りは手前部分になりますが、大きな植木を仕入れるため、少し時間を空けさせて貰いました。 北関東まで大きな植木を仕入れに行きました。3本のうち2本の写真です。広い敷地の力を発揮する、樹形が美しく大きな樹木です。
大型トラックで搬入しました。植木を積み重ねても枝が傷まないように、縄で枝を絞ってからトラックに積み込まれます。 根鉢から先端までで10mくらいありますね。根鉢が壊れないように根巻をするのが大変なんです。長年の経験とテクニックが必要です。
立て込んでいるところです。 3本とも立て込みました。向きや方向、傾きなどをみながら、慎重に植え込みます。
最後に芝生を張っているところです。立て込んだ大きな植木の周りにもマルチングを施します。 作業内容により、日没後にも作業を続けることがありました。特にコンクリート仕事は途中で止めることができないので、こういうことになることがあります。
Price (万円) 税抜
〜100
100〜150
150〜200
200〜300
300〜400
400〜500
500〜
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