空港【溝口】

国土交通省が成田空港の滑走路延伸と新設を許可し、首都圏の空の玄関口となる成田・羽田両空港の年間発着回数が約100万回に到達する見通しとなったそうです。これはロンドンやニューヨークに迫る規模となり、世界的な国際空港と競争できる体制となったようです。

成田空港は既存のB滑走路を2500mから3500mに伸ばすとともに、3本目となるC滑走路を新設することになります。これにより年間の発着回数は現行の30万回から50万回に増えることになります。

羽田空港も3月末から新しい飛行経路を導入することで、国際線の発着数が年3万9千回増えることになります。

現状の75万回もアジア各国の主要空港と比べて遜色ない規模ですが、年間旅客数は香港7400万人、ソウル7200万人、シンガポール6500万人に対して、東京は5000万人と見劣ります。

欧米の空港は、ロンドン5空港で約120万回、ニューヨーク3空港で約130万回と、肩を並べることになりますが、就航都市数ではロンドンが400弱、パリが約300に対して、首都圏の両空港で160と大きく水を空けられています。

 

新型コロナウイルスの関係で、しばらくは発着回数増の恩恵は受けられそうにありませんが、大航空時代の到来とともに発着回数増は、国土開発における大きなアドバンテージになると思われます。個人的には東京湾のど真ん中に、羽田空港、新木場、千葉、袖ケ浦、に軌道アクセスを持つ、羽田空港の4倍規模の空港をつくってはどうかと思っています。同時に、同方向および東京湾横断道路に向け道路アクセスを整備することにより、浦安から袖ケ浦までより一層の発展が期待できます。

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