マグロの初セリ【溝口】

築地市場の初競りで、生鮮マグロの競値が昨年の1億5千万円(史上最高値)から736万円(3万2千円/kg)へと急落したそうです。1千万円を割り込んだのは5年ぶりだそうで、これまでの暴騰相場から通常のご祝儀相場に戻ったそうです。

この数年、お正月の風物詩でしたよね。1億5千万円(70万円/kg)のいう価格は本当にビックリしたものです。
競り落としたのは寿司チェーン店さんで、お寿司にすると一貫あたりの原価が48,000円~24,000円となり、大よそ仕入れ原価の100分の1の価格で販売したそうです。
この前年もキロ21万円で、同じ寿司チェーン店さんが競り落としていた事実を考えると、広告宣伝費として採算があっているということなのでしょうね。

大間の漁師たちが「1億5千万円のマグロを釣れるかも」と、年末に荒天のなか無理に漁に出ることもあったそうですが、これで無茶な出漁もやめられるのではないかと思います。
ちなみに1億5千万円のマグロを釣り上げた漁師には、大よそ1億円の収入があったそうで、それに比較すると、この初セリにマグロを出荷された漁師さんには、期待外れで残念であったろうと思います。

あまりマグロを好まないので、その有難みを感じられないのですが、やはりお正月はマグロなのでしょうかね。皆さん、お寿司やお刺身は楽しまれましたか?

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