本【溝口】

本が売れなくなってきているそうです。9年連続の市場縮小で、最盛期(1996)の65%の水準でしかないようです。特に雑誌は1995年に39億部売れていたものが、2013年には18億部へと半分以下に減少しています。
NHK放送文化研究所の調べでは、2005年には「本・雑誌」の利用時間は1日14分で「ネット」と並んでいましたが、2010年は「ネット」が23分に伸びましたが、「本・雑誌」は13分と縮小してしまっているそうです。
本離れは鮮明になってきており、昨年1年間で298の書店が減り、現在では全国の2割近い自治体(334市町村)に新刊書店が1軒もないそうです。

紙からデジタルという流れについては、十数年前から言われ続けていたことです。止めようのない時代の流れの中で、その動きに合わせて収益構造を変化させていくことは、企業にとって必要なことであり各々が挑戦していくべきことなのでしょうね。
もし出版、本屋業界において、倒産、解雇という事象が増えているのであれば、それは業界、業者の努力不足だと言えます。しっかりとアンテナを張り、自分にとって都合の悪いことでも受け入れなければなりません。

幾らでもコピーが可能なデジタルコンテンツ、情報というものは、分け与えるモノであり無料というのが、新しい時代の流れだと思います。
こういった時代の大きな変化を読み違えないように、しっかりと情報を収集して、自身にどのような影響を及ぼすのかを見極めていきたいと思います。

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