自動車の障害物を感知して衝突を防ぐ「自動ブレーキ」の普及が進んでいるようです。高級車では標準装備が当たり前になりつつあり、安価なシステムの開発により軽自動車でも搭載する人が増えてきているそうです。
自動ブレーキには障害物の認識方法に、カメラ、赤外線レーザー、ミリ波レーダーの3種類があり、それぞれ特徴が異なるそうです。
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採用メーカー |
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カメラ | 歩行者も認識 | 雨天、夜間は精度が落ちる | 富士重工業、日産自動車 |
赤外線レーザー | 低コスト | 近くの障害物しか認識できず | ダイハツ工業、ホンダ、スズキ |
ミリ波レーダー | 遠くの障害物も認識 | 高コスト | トヨタ自動車(クラウンマジェスタ) |
複合式 | マツダ、ボルボ、トヨタ自動車(レクサスLS) |
技術は日進月歩であり、カメラ方式の例ですが、以前は速度差30キロ以下でないと停止できなかったものが、画像処理方法をカラーに変更することで速度差50キロでも停止できるようになったそうです。
十分に注意して運転しているつもりでも、ついつい注意が散漫となり確認が疎かになっていることもあります。エアバックと同様に使わないのが一番良いのですが、いざという時のために装備しておくのも正しい選択のひとつだと思います。
ただし、自動車メーカーも言っている通り、自動ブレーキ技術は過渡期であり、いつでもどこでも安心というわけではないようですので、過信しすぎるのは避けなければなりませんね。