戸建て住宅の図面を読み込むだけで、短時間で正確な建設費用と工期を計算するソフトが開発されたそうです。
中小工務店による戸建て住宅の見積りは、データの積み上げが無く、その作成には膨大な時間がかかり、一般的には1週間程度の時間が必要と言われています。
またザックリと大まかな見積り内容となっており、詳細が分からないため、施主との間に認識違いによるトラブルが多く発生しています。
このソフトでは図面を読み込ませることにより、建材の種類や必要な工事など、約3500項目を自動的に分析するそうで、5分という極めて短い時間で建設費用をはじき出します。
このソフトが普及すれば全国に6万社ある中小工務店で発生しているトラブルや発注ミスが無くなり、コストや工期が大きく改善されることが期待されます。
ソフトの使用料は月5千円と決して高価ではありませんので、仮に見積りに自信がある工務店でも、お守り代わりに利用してみてもいいかもしれません。
ソフトで計算されたコストや工期の値が、自身の計算による値と一致していれば自信になり、仮に一致していないのであれば確認すべきポイントが明確になると言えます。
日本中の中小工務店が効率的に運営されることで、戸建て住宅の価格が下がり、日本の住宅事情を大きく変化させるかもしれない画期的なソフトだと思います。
