経済対策【溝口】

戸建て注文住宅の受注低迷が長びいているそうです。消費税の駆け込み需要の反動減が長期化しており、また税率8%への引き上げによる消費者心理の冷え込みも大きいそうです。
昨年9月末までに契約を結んでいれば、引き渡しが今年4月の増税以降になっても5%の税率を適用する特例措置があったのですが、その駆け込み需要に一段落がついた現在、住宅投資は前期比6.7%の減少となっており、高額商品である注文住宅は販売減の苦境に立たされているみたいです。

最近示された「消費税率10%への引き上げ延期」が受注回復に繋がると期待されているようですが、7~9月期の国内総生産(GDP)が2四半期連続マイナス成長となっており、景気が既に後退局面に入ったという見方もあるそうで、もしそうであるならば背水の陣で実行したアベノミクスが失敗という結果ということになります。

建設業として、アベノミクスの公共投資増に大きく期待していました。被災地や大都市では開発が進んでいるようですが、広島では建設作業員の不足による労務単価の上昇と、それに伴う工事価格の上昇以外には特に変化を感じておりません。(東北からの出稼ぎが減少しているそうです)

総選挙の結果、自民党が再び政権を担うことになりそうですが、なんとか経済対策を成功させてもらいたいものです。国民全体の生活に余裕が生まれるような経済状況になれば、もっと楽しく豊かに暮らせるのではないかと感じています。

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