円安による食料品高騰【溝口】

とうとう円安が1ドル120円の壁を突破しました。この影響で輸入食品が高騰して、特に魚介類の価格が高くなっているそうです。大手スーパーのサケ販売では、2年前より8割も値上がりして、売上が半減してしまっているそうです。サケは特売の定番だったのに、最近はチラシへの登場回数自体が減少しているそうです。

生鮮魚介類の消費者物価は前年の10.0%増、肉類は8.7%増と、消費税増税分の3.0%を大きく上回っています。また家庭用冷凍食品は3~15%値上げ、即席カップ麺は5~8%の値上げ、ティーバックは5~10%の値上げとなるそうです。他にもアイスクリーム、カレールー、パスタなど、原材料を輸入している加工食品においても、幅広い品目で値上げが予定されているそうです。

食品名 2014年10月 2012年10月 増減率
輸入エビ100g 322円 251円 32%
レモン1kg 713円 570円 25%
カボチャ1kg 386円 316円 22%
白菜1kg 216円 178円 21%
豚もも肉100g 194円 160円 21%
サケ100g 278円 230円 21%
塩辛100g 157円 132円 19%
輸入牛肉100g 278円 234円 19%
ブリ100g 277円 240円 15%
輸入チーズ125g 669円 595円 12%
輸入オレンジ1kg 431円 386円 12%
アベノミクスによる量的緩和を続けると、円安はこれからも休むことなく進展します。ちょっと怖いですね。

 

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