軽自動車【溝口】

2014年の軽自動車販売で、2007年から首位を守ってきたダイハツが、スズキに軽トップの座を奪われたそうです。わずか2,795台差で8年ぶりに競り負けました。

2014年に国内で販売された軽自動車は227万2789台で、昨年より7.6%伸び過去最高となりました。そのような状況の中、スズキは前年より13.9%増の70万9083台を販売しました。これは2014年1月に発売した新型車「ハスラー」が好調で、およそ10万台を販売して主力車種に成長したことが大きな要因です。
一方、ダイハツの販売台数も前年より7.0%増の70万6288台となり過去最高でした。7.0%は軽自動車の成長率7.6%と大差なく、やはりハスラー効果による首位逆転であったと考えられます。

軽自動車の販売割合が、国内販売数全体(556万2887台)の4割を占めるようになったことは、大きな変化でしょうね。トヨタの名キャッチコピー「いつかはクラウン」の時代とは、消費傾向が大きく変化しているようです。
他方で車を所有しない人たちも増えているようです。街中ではカーシェアリングも進み、デミオなら15分206円で借りることができ、必要な時間だけ利用してコストが抑えることができます。また、従前のレンタカーでも24時間を7,560円で借りることができ、以前と比べると随分と低価格になってきています。

消費の多様性がドンドン加速しているように感じます。時代の流れに敏感にならないと置いて行かれてしまいそうです。新しいことにチャレンジする元気を持たないといけませんね。

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