ちょい飲み【溝口】

「ちょい飲み」できる場が増えてきているようです。「ちょい飲み」とは居酒屋ではない店で、少人数で軽く飲むことを指すそうで、これまでのどんぶり屋、ファミレスだけではなく、最近はコンビニも参戦してきているそうです。

コンビニ大手のミニストップは、カフェ風の新形態のお店を日本橋に出店しました。コーヒーや惣菜とともに、ワインやビールなど200種類の酒を扱い、店内のイートインコーナーで飲食することができます。
これまでもイートインコーナーはありましたが、「ちょい飲み」をターゲットにしたのは初めてのケースということです。最近はコーナーの17席が満席になる日も多いとのことです。

ファミレスでは「サイゼリア」がお酒に力を入れていましたが、「ガスト」でも昨年末より99円のグラスワインの提供を始めたそうです。また数年前より「ちょい飲み」に取り組んできた、牛丼チェーンの「吉野家」、天丼チェーンの「てんや」は、100から200円のおつまみを充実させ、ちょい飲み需要を取り込んでいます。吉野家には「吉吞み」という名称もあるそうです。

「ちょい飲み」とは昔の酒屋さんにあった「角打ち」に近い形態なのかなと思います。店頭でお酒と缶詰を購入して立ち飲みするスタイルです。
「おひとりさま」が社会的に認められてきた現在でも、1人または少人数で軽く飲むということには若干の抵抗感がありますよね。そんな時は、「角打ち」のように、気軽に飲める場があると便利なのかもしれませんね。

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