訪日外国人旅行者【溝口】

これまでマイナスが続いてきた「旅行収支」が、2015年に初めてプラスに転じるとのことです。旅行収支とは外国人旅行者が日本で使ったお金から、日本人旅行者が海外で使ったお金を差し引いたものです。
2014年は日本で使われたお金が前年より3割増え1兆9320億円となり旅行収支はマイナス1251億円でした。しかしこれは前年より5000億円ほど改善された数値であり、円安傾向が続く限り2015年は間違いなくプラスになるようです。

普段の生活において外国人旅行者が増えていると感じることはありませんが、京都、宮島などの観光地の方に聞くと、アジアからの旅行者がとても増えているとのことです。
これは円安の効果もあるのでしょうが、アジア諸国(11カ国)からの旅行者に対して、ビザ要件を緩和している面も大きいようです。政府が積極的に観光立国を目指した施策を打ち出し、多くのアジア人の呼び込みに成功しています。

2013年に初めて1000万人を突破した訪日外国人旅行者数ですが、世界的なレベルで見ると、まだまだ少ないようです。フランス8200万人、アメリカ7000万人、スペイン6000万人と日本の1000万人とは差が開いており、中国でさえも5300万人と大きく水をあけられています。

外国人旅行者に不評なのがインターネット接続の悪さだと言います。旅行者が観光情報を収集するためにネット検索をする必要があるのですが、無料のWi-Fiスポットなどがありません。これは早急に改善しなければいけないと思われます。

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