再生エネルギー固定価格買い取り制度【溝口】

経済産業省は再生エネルギーの固定価格買い取り制度において、2015年度の買い取り価格を決定した。導入が進む太陽光発電は3年連続で引き下げますが、風力、地熱など他の再生エネルギーは価格を据え置くようです。

種類 買い取り区分 2014年 2015年
太陽光 住宅用 37円 35円
事業用 32円 29円(4~6月)
27円(7月~)
風力 陸上20kW未満 55円
陸上20kW以上 22円
洋上 36円
地熱 1.5万kW未満 40円
1.5万kW以上 26円
中小型の水力 発電能力6区分 14~34円
バイオマス 燃料区分5区分 13~39円
未利用木材 新規 40円

事業用太陽光発電は普及が進んだことで、2014年の32円/kWを、2015年4~6月は29円/kWに、2015年7月からは27円/kWに引き下げることとなった。
これは2月の決定から7月までの5か月間で、価格が15%ほど下落することに当たり、太陽光発電事業者としては存続に関わる大きな問題だと思われます。事業用太陽光発電の設備投資は少ない額ではないはずなので、それぞれの事業者が経営破綻することがないよう気をつけて貰いたいですね。
特に後継者のいない農地を転用した個人農家のケースなどは、なんとか救ってあげてもらいたいものです。

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