国内宿泊客過去最多【溝口】

観光庁によると、国内の宿泊者数が過去最多を記録したそうです。2014年に国内のホテルや旅館に宿泊した人が、前年に比べて1.4%増え4億7232万人となったそうです。特に外国人が33.8%増の4482万人となり、日本人客数が伸びないなか全体を押し上げた格好となりました。

国・地域別では、台湾783万人(26.6%増)、中国764万人(84.3%増)の順で多かったそうです。またビザの発給要件を緩和したタイなどの東南アジア諸国も大きく伸びているそうです。ちなみに日本人の国内宿泊は前年比1.1%減と減少傾向にあるようです。
宿泊先は東京(1346万人)、大阪(584万人)、京都(341万人)の順で多く、また世界的にも良質な積雪を持つ北海道も403万人と多くなっています。

宮島の旅館支配人から「外国人来島者が毎年増えている」と伺ったことがあり、1月に京都に宿泊した際のビジネスホテルでは、エレベーターに乗り合わせる客は全員外国人でした。また3月に東京の秋葉原を訪問した際は「客の30%は中国人」という状況で、春節の影響もあったのかもしれませんが強大な中国パワーを感じました。

円安、ビザ緩和、免税範囲の拡大により、外国人来日客は確実に増えているようです。これは観光業界にとって大きな変化ですので、外国人対応が上手な業者、お店は大きく業績を伸ばせるかもしれません。変化を恐れずに挑戦した人が美味しい果実を得られそうです。

This entry was posted in 溝口康隆. Bookmark the permalink.

Comments are closed.