人口問題【溝口】

総務省から2014年10月1日現在の人口推計が発表されました。在日外国人を含む総人口は1億2708万3千人で、前年比で21万5千人減となり、4年連続の減少ということになります。(日本人のみの人口は27万3千人減少となっています)
また65歳以上が占める割合が26.0%、75歳以上が12.5%となり過去最高で、14歳以下は12.8%と過去最低となり、少子高齢化がますます進んでいる状況です。
都道府県別に見ると、人口が増えたのは東京(0.68%増)、沖縄(0.40%増)、埼玉(0.23%増)、神奈川、愛知、千葉、福岡の7都道府県でした。一方、人口の減少率が大きかったのは、秋田(1.26%減)、青森(1.08%減)、高知(0.96%減)でした。

現在の人口問題である、人口減少、少子高齢化、都市部への人口集中が如実に表れた結果となりました。しかしながら、いずれの問題についても簡単に短期間で解決できるものではありません。
既に生まれている若者人口はどうやっても増やせないので、少なくとも向こう20年間については、結婚適齢期人口が減少していくため、人口減少と少子化は改善ができそうにありません。
人口集中は、出生率の低下をもたらし、高齢化比率を拡大すると言われていますので、都市部への人口集中は人口減少と少子高齢化に拍車をかけることになります。また一方で地方部では、これまで町として成立していた地域にも過疎化の波が押し寄せてくることになります。
解決策も見当たらない状況ですが、保育児童への対応や、働く母親への待遇改善など、少しでも出生数が増えるような政策を取り続けるしかないと思います。

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