Jリーグ入場料収入割合【溝口】

Jリーグの発表した2014年度の各クラブの経営情報によると、全体的に広告料収入が増え、これまで赤字だったクラブが黒字に転換したそうです。しかしながら本来は入場料収入を収益の柱とするべきで、入場料を中心とした自立した経営を行うことが大切なようです。

J1クラブの営業収益に占める入場料収入割合
クラブ 順位 割合 クラブ 順位 割合
浦和 2位 33.9% 神戸 11位 19.7%
仙台 14位 29.3% 名古屋 10位 18.7%
鳥栖 5位 28.4% 川崎 6位 17.0%
甲府 13位 27.8% 清水 15位 16.6%
新潟 12位 23.7% 広島 8位 16.0%
セ大阪 17位 22.7% ガ大阪 1位 15.3%
FC東京 9位 22.2% 徳島 18位 11.5%
横浜マ 7位 20.9% 大宮 16位 10.1%
鹿島 3位 19.7% 柏 4位 未発表

営業収益のうち入場料収入が占める割合の平均は21%であり、平均を超えたクラブは仙台、浦和、FC東京、甲府、新潟、セ大阪、鳥栖の7クラブでした。この結果から考えると、大都市に有利な面はあるものの、甲府(19.9万人)、鳥栖(6.9万人)などは、人口が多いとは言えず、クラブの努力により観客動員数を増やしていると考えられます。
ちなみにサンフレッチェ広島は16.0%で、下から5番目となります。現状として観客の動員が非常に少ない状態と言え、スタジアムが移れば問題が解決するものなのかどうか、気になるところです。

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