自転車用のレインウェアが売れているそうです。6月1日に施行された改正道路交通法で、傘を差しながら自転車に乗り人身事故を起こすと、危険行為に問われる可能性が出てきたからだそうです。
従来のタイプとは異なり、背負った荷物を雨から守れるポンチョタイプのものや、ファスナー部分から水の浸入を防ぐ新機能タイプが人気のようです。また色柄も豊富になり、女性向きの可愛らしい商品も多く扱われているようです。ちなみに6月の売上は前年比の2倍にも上ったそうです。
改正道路交通法では、信号無視などの危険行為を繰り返すと有料講習を受けるよう命令されるようです。この危険行為に傘差し運転による人身事故が含まれる可能性があるとのことです。
私の居住地近辺は道路のアップダウンがきついため、昔から自転車には乗らないのですが、以前から傘差し運転は危険だと感じていました。前方注意が疎かになるうえ、雨で制動距離が長くなっているにも関わらず、片手運転によりブレーキを前後輪のいずれかしか使えないのは、大きな問題だと思います。
ロードタイプの自転車が流行して事故も増え、この際だから自転車に関わる法令を整えようという改正なのだと思いますが、法律に当てはめるだけではなく、諸外国のように自転車道や自転車レーンを整備することや、正しい自転車利用の在り方を啓蒙することも大切なような気がします。便利な道具だからこそ、上手にストレスなく付き合っていきたいですね。
