免税店【溝口】

外国人観光客による買い物が関西地方で急増しているそうです。主要百貨店の免税売上高が前年比3倍超だそうで、伸び率は全国平均を上回っているそうです。
日本銀行大阪支店が大阪、京都、神戸の主要百貨店の免税売上高をまとめたところ、7月は前年比338%増の52億円となり、「アジアからの買物目的の旅行者をうまく取り込んでいる」とみられています。
好調な免税販売を支えるのは、格安航空会社が数多く発着する関西空港だそうです。1月から6月に関空を使った外国人は458万人と過去最高だったそうです。

各店は観光客をさらに取り込もうと、免税カウンターの席や対応システムの数を増やし、免税対応中心の店に改装するなどしています。
関西の免税店数は4126店と半年間で2倍に増え、商店街も複数店舗での買い物をまとめて手続きできる一括免税カウンターを設置するなど力を注いでいます。

アジア諸国の経済成長が激しいとはいえ、この数年で外国人旅行者の様子が大きく様変わりしましたね。その理由としては、円が対ドル80円(2012年11月)から120円(2014年12月)と安くなり、アジア諸国旅行者への入国ビザ発給緩和(2013年7月から順次)が行われたことが大きいと思われます。

東京、大阪、京都のホテルも稼働率があがり、出張時のビジネスホテルも予約しにくくなっているようです。観光立国を望むのであれば、それなりの覚悟も必要なようです。

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