高層ビル【溝口】

高さ日本一となる390メートルの超高層ビルが東京駅近くに建設されるそうです。地上61階、地下5階で、2027年の完成予定となっています。
現在の高さ日本一は、あべのハルカス[300m]であり、新ビル[390m]はこれを大きく上回ります。しかし90メートル上回っても世界では20位前後となる予定です。

順位 名称 高さ
1 ブルジュ・ハリファ(アラブ首長国連邦) 828m
2 メッカ・ロイヤル・クロック・タワー(サウジ) 601m
3 ワン・ワールドトレードセンター(米国) 541m
20 新ビル(東京) 390m
92 あべのハルカス(大阪) 300m

建設場所は東京駅八重洲口の北側となり、3.1ヘクタールの土地に新ビルを含めて4棟を建てる計画となっています。ちなみに総事業費は1兆円を超えるビッグプロジェクトだそうです。

日本は地震が多く強度が求められるため高いビルを建てるには不向きといいますが、技術の進歩なのでしょうか300メートルから390メートルへのジャンプアップです。
しかし高さ世界一であるブルジュ・ハリファは新ビルの2倍以上の828メートルもあり、サウジアラビアで建設中のキングダムタワーは高さ1000メートルになるそうです。
地震がなく安定した地盤と、潤沢なオイルマネーには敵いませんね。日本の建築業界は高さではなく、建築コスト、工期、安全、環境、品質で勝負するべきなのでしょうね。

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