世界経済見通し【溝口】

国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを発表しました。2015年の世界全体の成長率は3.1%と、7月の見通しから0.2%引き下げられました。中国経済の減速や、資源安による新興・途上国の成長鈍化が要因のようです。

■IMFの世界経済見通し
2015年 2016年
世界 3.1(▼0.2) 3.6(▼0.2)
先進国 2.0(▼0.1) 2.2(▼0.2)
米国 2.6(△0.1) 2.8(▼0.2)
ユーロ圏 1.5(△0.0) 1.6(▼0.1)
日本 0.6(▼0.2) 1.0(▼0.2)
新興・途上国 4.0(▼0.2) 4.5(▼0.2)
中国 6.8(△0.0) 6.3(△0.0)
実質国内総生産(GDP)の前年比成長率%。カッコ内は今年7月時点の見通しからの増減幅。

中国経済の見通しは2014年(7.3%)より低い6.8%で据え置かれました。
新興・途上国の成長率は7月の見通しより低い4.0%で5年連続の減速となる見通しだそうです。
日本は2014年(0.1%減)からプラスに転じるが、輸出の落ち込みなどから、2015年の見通しは0.6%に引き下げられました。

先日日銀より、2%の物価目標の達成時期先送りが発表されました。当初2年で達成する予定でしたが、見直された予定では4年かかるということになりました。内容の分からないアベノミクス第2弾より、第1弾が成功したのかどうかが気になります。

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