東京モーターショー【溝口】

2015年10月29日から11月8日まで東京ビッグサイトで開催されていた東京モーターショーですが、近年はその存在感が薄くなっているそうです。今回出展したのは11か国の自動車メーカー160社となっており、前回(2013年)の12か国178社から10%減少したそうです。
またビッグ3と呼ばれる米大手3社(ゼネラル・モータース、フォード、クライスラー)も参加を見送っている状況で、出展を見送ったメーカーからは「『1大陸1ショー』の出展が限界。アジアなら市場が大きい中国に集中したい」との声が聞かれたそうです。

ウキペディアによると、東京モーターショーはフランクフルトモーターショー、パリサロン、ジュネーヴ・モーターショー、北米国際オートショーと並ぶ世界5大モーターショーの1つとされています。
ちなみに入場者数は1991年の201万人が最高ですが、今回は前回より1割減少して81万人に終わったそうです。
自動車産業は世界の中でも優位性を持つ分野となりますが、それでも地盤沈下が続いている状況です。海外自動車メーカーにとって日本の市場には興味が無いのでしょうね。
人口減少、若者の自動車離れ、経済不振、および円高が続いている限り日本で車は売れず、海外自動車メーカーの興味は戻ってこないと思われます。

車にはあまり興味がないのですが、東京モーターショーの衰勢ぶりは残念に感じます。ジャパンアズナンバーワンとは言いませんが、経済の相対的沈下だけは止めて欲しいですね。

This entry was posted in 溝口康隆. Bookmark the permalink.

Comments are closed.