ビール【溝口】

2015年のビール出荷量(発泡酒、第3のビールを除く)が19年ぶりに増加に転じたそうです。ビールの税率を引き下げて、発泡酒や第3のビールの税率を引き上げる酒税改正が検討されていることを受け、各社が先取りしてビール販売に力を注いでいるようです。糖質オフの新商品開発や、地域食文化に合わせたビール開発など活気を取り戻しつつあります。

しかし、発泡酒および第3のビールも合わせた「ビール系飲料」全体の出荷量は11年連続の減少となり、1994年のピーク時に比べ4分の3に縮み過去最低を更新したそうです。ビールを飲む層が高齢化しており、若者のビール離れが進み、ワイン等との競合も激しくなっているそうです。
ビール会社は人口減の国内から海外へとシフトしているそうです。キリンはオーストラリア、ブラジル、ミャンマーのビール会社を買収、サントリーはアメリカの蒸留酒会社を買収しており、両社とも売上高に占める海外比率は3割を超えたそうです。

ビールは苦手で飲むことは少ないのですが、居酒屋などでは皆さん「生!」と注文している気がします。それをみてビールの消費量は落ちていないと思っていたのですが、間違いだったようです。皆さんビールは1杯目だけなのでしょうか。
最近、安居酒屋の飲み放題にはビールは無く、発泡酒になっているそうです。安居酒屋を利用する若者は、ビールを飲むようになった頃には発泡酒があったのでしょうから、発泡酒や第3のビールに拘りは無いのかもしれませんね。
安くて美味しいワインも強敵かと思います。1000円程度のワインも侮れない味がします。

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