JAPAN RAIL PASS【溝口】

訪日外国人向けのフリー切符「JAPAN RAIL PASS(以下パス)」が国内でも買えるようになるという記事を見て、初めてパスという存在を知りました。
このパスは有効期限内なら一部の新幹線をのぞくJR列車に何度でも乗り降りできる切符で、7日用で2万9千円と割安な価格設定となっています。ただしあくまで訪日外国人向けで日本に住んでいる人は使えないそうです。
なんでしょうね、このパス?割安なパスを用意して地方に出かけて貰うのが狙いなのでしょうが、誰がこの割引を負担しているのでしょうか?政府?それとも日本人JR利用者?
例えば2万9千円と言う価格は、東京-大阪間を1往復したらほぼ元がとれる金額となります。これはお得です、と言うか、これまでのJRでは見たことが無いような割引です。

ただしJRが一方的にマイナスになるわけではないようです。パスでは「のぞみ」「みずほ」へ乗車ができないので、乗車率の悪い「ひかり」「さくら」の利用となります。これなら空気の代わりに訪日客を運ぶことになり、追加コストは発生せず売上はプラスになります。しかし、この方法でペイできるのであれば、同様のパスを日本人向けに発売しても良いのでは?とも思います。若干意図が見えにくいですね。

先日、小田原駅から名古屋駅まで「ひかり」に乗る機会があったのですが、以前のイメージと異なり乗車率が非常に高く感じました。ザ外国人という方が多かったわけではありませんが、もしかしたら見た目が似ている、中国人、韓国人、台湾人の方達が乗車されていたのかもしれませんね。

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