ドローン測量【溝口】

ドローンによる測量サービスを、ベンチャー企業のテラモーターズが始めるそうです。テラモーターズとは電動バイクのメーカーで、その製造技術をドローン開発に活かすそうです。
ドローンによる測量は、従来方式より作業時間を1/10、コストを1/5に削減できるそうで、請負金額は1工事現場あたり70万から100万円を想定しているそうです。
またドローンは、更新時期の近づいたインフラ点検への流用も考えられ、ますます活躍の機会が増えていきそうです。

面積2ha(平地)の概算比較
測量方法 測定日数 成果品作成 費用
ドローン 1時間 1人工 1.0
地上3Dレーザー 1日 2人工 4.0
光波 3日 10人工 5.6

20年前、光波測量を初めて触った時に、高さを同時に計測できることに驚いた記憶があります。その後3Dレーザーによるデジタル化で成果品作成が省力化され、今度はドローンによる現地測定の省力化です。ドローン測量に必要な労務は1.1人工となり、光波測量13.0人工の実に8.5%にあたります。

このように機械化、デジタル化、高度情報化の恩恵を大きく受けてきた測量作業ですが、こういった分野は、これからもっと増えると思われます。
囲碁でAIが名人に勝ったのを見て、知識集約型の弁護士、医者、行政書士、税理士などの士業は知識集約型なので、人から機械に作業移転していくと感じました。(規制次第)

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