新幹線駅の観光案内所【溝口】

国土交通省は、108ある新幹線駅の観光案内所で訪日客向けサービスを充実させる方針だそうです。都市部に集中している訪日客を地方へ誘客することを目的として、①外国語を話せるスタッフの配置、②外国のカードで現金引出ができる端末の設置、③外国語の看板、地図の設置、④大きな荷物を預かるサービス、を促していくそうです。

この基準で広島駅を評価してみましょう。①不明です。②セブン銀行のATMで対応しており、南口にセブンイレブンができたので一応対応済みです。しかし新幹線口にも欲しいものです。③不十分です。次の項目にも関わりますが、せっかくサービスがあっても知る手段がありません。④ありますが外国語の表記が無くたどり着けません。全体を通して政令指定都市の主要駅とは思えないお粗末な対応ぶりですね。

現在広島駅は大規模改修工事を続けていますが、訪日客に優しい駅になることができるのでしょうか?ただ綺麗になるだけだとあまり意味はありません。新設される中央自由通路などの目立つ場所に観光案内所を置き、来広客に利便性を高めてほしいと思います。また独善的にならないように専門家に意見を求め、実際に訪日客にアンケートをとるなどして、効果的な整備を進めて貰いたいと思います。

30年近く前の話ですが、ソウル近郊で電車に乗ろうとホームに上がったら、ソウル方面がどちらか分からず困ったことがありました。広島では訪日客の皆さんに、こんな思いはしないで貰いましょう。些細で簡単なことのはずです。

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