アパレル業界【溝口】

アパレル大手のワールドが経営再建の一環として、衣料品などの計13ブランドを止め、同時に国内小売店舗の17%にあたる479店を閉めたと発表しました。今後は約300店を改装して、インターネット販売を強化しつつ、制服などの企業向け事業を充実させていくそうです。
16年3月期決算は、売上高が前年比6.8%減の2782億円、営業利益が前年の2.2倍の116億円となっており、筋肉質になった構造を維持していきたいとのことです。

売上高シェアランキング
企業名 売上高 シェア
1 ファーストリテーリング 1兆1430億円 23.9%
2 しまむら 5018億円 10.5%
3 ワールド 3173億円 6.6%
4 オンワードホールディングス 2790億円 5.8%
5 青山商事 2221億円 4.6%
6 ワコールホールディングス 1937億円 4.0%
7 TSIホールディングス 1819億円 3.8%
8 AOKIホールディングス 1794億円 3.7%
9 アダストリアホールディングス 1532億円 3.2%
10 グンゼ 1424億円 3.0%

アパレル業界はユニクロを展開するファーストリテーリングが2位に倍以上の差をつけて圧倒的1位の立場なのですね。ワールドは3位ですが売上で3.6倍も差があります。
しかもファーストリテーリングはユニクロとGUの実質2ブランドで、ワールドは13ブランドを止めても50以上のブランドが存在して広告宣伝効率に大きく差があるように思います。

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