2015年世界のビール生産量が前年比1.1％減少して、2年連続の減少となったそうです。景気の減速で中国や米国、ブラジルが生産量を減らしたことが影響したそうです。
最大の生産国である中国は、夏の天候不順もあって前年比4.3％減となり、2位の米国はワインやウイスキーに人気が移り1.4％減、3位のブラジルは2014年のサッカーワールドカップ向けに生産を増やした反動で2.0％減となった。
順位 国名 生産量
万ｷﾛﾘｯﾄﾙ 前年比
％ 人口
万人 1人当り
ﾘｯﾄﾙ
1 中国 4299 ▼4.3 135,700 31.7
2 米国 2228 ▼1.4 31,890 69.9
3 ブラジル 1385 ▼2.0 20,040 69.1
4 ドイツ 956 0.4 8,062 118.6
5 メキシコ 745 ▼4.5 12,230 60.9
6 ロシア 730 ▼4.7 14,350 50.9
7 日本 546 ▼0.1 12,730 42.9
8 ベトナム 467 20.1 8,971 52.1
ベトナムの大きな伸びは経済的成長が理由のようです。また暑い国であり冷蔵施設が十分でないため、炭酸が含まれ常温でも飲みやすいビールが好まれるのだと思われます。
ドイツの1人当たりの消費量は突出して大きいですね。日本の3倍近くもあります。昨今、日本各地でも行われているビールの祭典「オクトーバーフェスト」ですが、本場ドイツのオクトーバーフェストに参加した人によると、日本のものとは規模が違いとても大きなお祭りだそうです。いつか参加してみたいものです。
