感染症検査機【溝口】

ウイルスや細菌の感染を10分間で調べられる持ち運び型の検査機器が開発されたそうです。血液や唾液を使い、インフルエンザやノロウイルス、大腸菌の検査が可能で、医療機関や養鶏場、食品工場での使用が見込まれています。
ウイルスや細菌の感染を調べるには通常、遺伝子の特定部分を大量に増幅させるPCR法が使われますが、検査機器が大型なため現場での検査が難しく、測定に1時間が必要です。
公開された試作品は重さ約500グラムで、専用バッテリーで稼働します。既に鳥インフルエンザの検査で感度に問題がないことが確認されており、遠隔地での検査や発展途上国での感染症対策への貢献が期待されています。

価格がどの程度になるか分かりませんが、安価になれば多くの場所に配置でき、感染症の広がりを抑えることができます。特にインフルエンザやノロウイルスは感染力が高いうえ、高齢者や特定の人にとっては生死を左右する感染症なので、いかに被害を封じ込めるかが大切になります。
近年のスタッフ不足からか、飲食店で咳を抑えながら接客している店員さんを見かけることがあります。喘息などの他の人に感染しない咳なら良いのですが、もしインフルエンザであれば蔓延を助長している状態と言えます。
一方、ノロウイルスの症状は吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱なので、見た目では判断できません。これらを簡単に手早く判別できる検査機の開発は、接客スタッフの衛生管理が大きく前進すると思われます。
開発元には頑張って頂き、早い時期に、廉価に販売できるようになるといいですね。

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