チケット転売【溝口】

チケットを買い占めたうえで、仲介サイトで高値転売する業者が横行しており社会問題となっています。定価1万円のチケットが30万円を超える金額で転売される例もあり、音楽・芸能関連団体は「公式転売サイト」を新設して対策に乗り出そうとしています。

スマホの普及でチケット転売市場は急拡大しています。仲介サイト「チケットキャンプ」によると、その市場規模は600億円で、2019年には800億円に拡大すると予想されています。
こうしたなか転売業者が人気歌手のチケットを大量に購入して仲介サイトで正規の10倍超の価格で売買する例が相次ぎました。CD売上が細るなかライブは貴重な収益源となっており、音楽業界にとって転売市場の健全さが重要となっています。
5月にも公式転売サイトの運用を開始して、今後発行する電子チケットは公式サイトでしか転売できないよう改めるそうです。転売価格は正規料金を大きく上回らない範囲に上限を設け、高騰を抑えるそうです。

公式転売サイトの運用はチケット代金の高騰を抑えるためには良い方法かもしれませんね。しかし高額でもチケットが欲しいという人がいることも事実なので、数量を限定して公式オークションサイトを設けてもいいのではないかと思います。これならアブク銭が転売業者に流れず主催者に還流され、ショーやゲームの品質向上に寄与することになります。S席、A席、B席を早い者順や、抽選で販売するという昔ながらのやり方だけでなく、もっと色々なことに挑戦してみてほしいと思います。

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