新車販売台数【溝口】

2016年度の国内新車販売が507万台と、前年度より2.8%増え2013年度以来、3年ぶりに前年度を上回ったそうです。
軽自動車以外は前年度比7.5%増の335万台と、フルモデルチェンジしたプリウスや、安全性や使い勝手を高めた新型車の投入により「買い替えをためらっていた人の背中を押した」と考えられています。
一方、軽自動車は前年度比5.1%減の171万台となり、2015年4月の軽自動車税の増税による落ち込みから抜け出せていない。また2016年4月に発覚した三菱自動車による燃費不正も響いて、3年連続で前年度を下回った。また、三菱自動車の軽自動車販売台数は18.4%減と前年度を大きく下回っている。

この十数年の間で若者の車離れが顕著となり、遊びや見栄のために車を買うことがなくなったように感じます。通勤などのために仕方なく車を所有する若者は、支払額の少ない中古車や軽自動車を購入することが多いのではないかと思います。
そうすると新車で車を購入するのは、中年や熟年、老年の人が多いのではないでしょうか?そうであればこの傾向は理解することができます。やはり現在の消費の主力は若者ではなく、熟年、老年者であり、女性に移り変わっているのでしょうね。

少し前にリゾートホテルに勤めている若者と話をする機会があったのですが、彼は本当にモノを持っていませんでした。寮に住み、交通が不便であるにも関わらず、車やバイクどころか自転車すら持っていませんでした。買物は20分歩くか、会社の車を借りると言っていました。食事は賄いがあるので、それでもいいのかもしれませんが、少し不思議に感じました。

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