セブンミール【溝口】

コンビニのセブンイレブンは、買い物客が電話やネットで注文した弁当などを自宅に届ける「セブンミール」を展開しており、店員が電動自転車などで宅配しています。しかしながら注文が増えすぎ断るケースも出ていることから、宅配を委託に切り替えていくことにしたそうです。
セブンミールでは500円以上の買物で宅配料が無料となり、委託先へ支払う宅配料は加盟店の負担となります。しかしながら「ついで買い」が多く客単価は1500~2000円と高くなっており、店舗当たり1日10件ほどの注文があるため、十分に利益を得られているそうです。

宅配ニーズは高齢化により増加しています。特に広島市は山を切り開いて造成した住宅地が多く、宅配ニーズは非常に高いはずです。車の運転が難しい高齢者の人達は、毎日の食糧品の買い出しにも苦労しています。自宅や土地を売却して、街中のマンションに引っ越したほうが良いのでしょうが、長く住み続けた自宅から離れたくない人が多いようです。

とは言え、セブンミールは高齢化にともなう不便を、とりあえず解決することにしかなりません。抜本的な解決には自分の身体を簡単に移動させる手段が必要です。それにはタクシーの自動運転が始まり、運賃が低減するのを待つ他はないようです。
現在の所、完全な自動運転の実用化は2030年頃との見通しのようです。これらの技術がタクシーに援用され運賃が下がるには、さらに5年(勝手な憶測です)は必要だと思われます。まだ18年もありますので、しばらくは高度な情報化および効率的な物流で凌ぐしかないようです。

This entry was posted in 溝口康隆. Bookmark the permalink.

Comments are closed.