マンダム【溝口】

男性化粧品大手のマンダムは、売上高が7年連続で過去最高を更新したそうです。
整髪料の「ギャッツビー・スタイリングポマード」がインドネシアで爆発的に売れているためで、そのポマードは若者に大流行している、ツヤが出る整髪料で前髪からなでつけるオールバックには、必要不可欠な整髪料だそうです。
マンダムはインドネシアに50年前から進出しており、整髪料市場の8割のシェアを持っているため、ポマードが業績に大きな影響を与えているようです。
オールバックは、バイクに乗った後でも乱れた髪を再セットしやすいことが受けており、ポマードの売れ行きは前年比で3倍に伸びたそうです。

日本でも80年代にギャッツビーが爆発的に流行った時期がありましたよね。当時の流行の髪型はオールバックではありませんでしたが、サイドを押さえつけるためにハードジェルを利用している人が多かった気がします。
また香りが嫌いな人や、コロンを利用する人向けに、無香料の整髪料が新たに発売されたのもこの時期でした。

一般的に男性は見た目よりも利便性や、経済性、快適性を重視します。しかし、これに反して、社会に「男性が見た目を気にする」風潮が発現した時が、その国にとって経済成長による豊かさが広く行き渡った時期となるのかもしれません。
見た目とは髪型、服装、持ち物、車などが含まれ「周りの人にどう見えるか?」ということになると思います。

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