海外ラーメン店【溝口】

今年10月時点で、海外にある日本食レストランの数が約11万8千店となり、2年前の前回調査時より3割増えていることがわかりました。特にアジアや中東、中南米の伸び率が5~6割と高かったそうです。
調査方法としては、海外238カ所の日本の在外公館が、現地の電話帳や飲食店サイトの日本食店を数えたそうで、2013年は約5万5千店、2015年は約8万9千店だったそうです。
地域別では、アジアが約6万9300店(5割増)、北米が約2万5300店(微増)、欧州が約1万2200店(2割増)、中南米が約4600店(5割増)となり、国別では、1位が中国の4万823店、2位が米国の2万2890店となりました。

調べてはいませんが、ラーメン店が増えているのではないでしょうか?麺とスープを組み合わせただけのラーメンは必要とされる調理技術レベルが低く、現地スタッフだけでも運営でき、店舗装飾も簡素で初期投資を抑えられそうです。
またアジアにはヌードルの文化があり、欧州はスープの文化をもつので、ラーメンを受け入れる土壌があるように思います。

バンコク中心部のデパートの食堂街には、東京の有名ラーメン店がお店を出しており、物価水準に比べると価格が高いにも関わらず、現地の人達に受け入れられていました。
また広島資本のチェーンラーメン店は、シンガポール、マレーシア、オーストラリアに出店しており、それぞれ成功していると聞いています。現在は時差の少ない国に出店しているようですが、運営ノウハウが身に着いた後は、時差のある国にも出店していくと思われます。

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