セブンイレブン【溝口】

セブンイレブンでは、弁当などを作る専用工場の生産性向上に乗り出すそうです。2019年末までに近隣の工場で重複生産する商品を集約して、1商品あたりの製造数を増やして生産効率を2割高めるそうです。人手不足が深刻になるなか、工場でも従業員の熟練度を高めて品質の向上にも繋げるそうです。
同社は高密度で出店して物流効率を高め、専用工場を近くに設けて新鮮な商品を供給してきました。今後も高密度の出店を続ける方針だが、工場の人手確報が難しくなっており生産体制を見直すようです。
重複生産の見直しで1工場当たりの品目を2割減らす一方で、全体の商品数を維持したうえで、従業員1人当たりが製造できる数量を現状比で2割増やす計画となっています。

先行して製造拠点を集約したパスタ「カルボナーラ」の場合、全国40工場で生産していたのを21カ所に絞ったそうです。コンビニ向け商品は具材の盛りつけなど手作業の工程が多いので、同じ商品の生産が増えれば従業員の習熟度を高めやすくなり、品質のばらつきを最小限に抑えることができるようです。
また投資効果が高まり機械化が進められることにより、省人化を実現することが可能となります。
ライバル店であるファミリーマートにおいても、2019年2月までに協力工場と組み、生産体制整備に350億円を投資するそうです。

失業率が下がり、人手不足が顕著に表れてきました。機械化や自動化することで省人化を果たさない限り、商品へ労務費増大の価格転嫁は防げなくなりそうです。

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