ショッピングモール【溝口】

国交省の建築着工統計によると、2017年の倉庫建築工事額は1兆円と5年前より倍増しており、倉庫建築工事額が店舗建築工事額を逆転したそうです。インターネット通販の急拡大が、小売現場の動きに影響を与えているようです。

小売業者の出店意欲は後退しており、面積1千平方メートルを超える大型店の出店届出数は5年前より2割減少しているそうです。郊外型大型店にはアマゾンなどネット勢に顧客を奪われる「アマゾン・エフェクト」が発生しています。

 

石内に新しいショッピングモール「THE OUTLETS HIROSHIMA – ジ アウトレット広島」が開業しました。

商工センターに「LECT」がオープンしたのが2017年のGWで、ゆめタウン廿日市の開業が2015年6月だったので、商圏が被る立地に3年以内に3店舗もの大型ショッピングモールが開業したことになります。店舗建築工事高が減少しているとの記事でしたが、広島の場合には当てはまっていないようです。

 

ベッドやソファーのような大型商品までインターネット通販にて、格安で購入できる時代ですから、実店舗でないといけない理由は薄くなってきています。

上記3店舗についてもアマゾン・エフェクトの影響はあるはずですから、状況は決して右肩上がりではなく、業績が奮うかどうかは経営努力によるところが大きいように感じます。

 

「ジ アウトレット広島」の店舗案内を見てみると楽しそうなお店が多く入っていますので、少し落ち着いた頃に訪問してみたいと思います。

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