民間の研究機関による、生活のしやすさなど国内の各都市が持つ特性を数値化したランキングが公表されました。この調査は政令指定都市と県庁所在地に加え、東京を除く各道府県で人口規模が上位の主要72都市が対象で、経済や文化など6つの分野でスコアを算出するものです。
総合の上位1位には中国5県の主要都市は入らず、最も高かったのは広島市の12位で、岡山市の20位、松江石の30位が続いています。
また分野別では、「環境」で松江市が3位、呉市が4位、山口市が9位となり、「経済・ビジネス」分野では、岡山市が13位、福山市が18位、広島が22位でした。
ちなみに総合順位の1位は京都市で、2位は福岡市、3位は大阪市という結果でした。
人口減社会では地方都市の成立が難しくなります。
20年後は1477万人減少(北陸と東北の人口規模)、30年後は2468万人減少(上記+北海道と四国の人口規模)40年後は3496万人減少(上記+中国と沖縄の人口規模)、50年後は4554万人減少(上記+九州の人口規模)となり、関東、中部、近畿地方のみの人口規模になります。
このようなスピードの人口減少社会で都市間競争に打ち勝つには、中国地方で1番というだけでは難しいと思います。中国地方自体が、2位福岡、3位大阪の草刈り場にしかなれない可能性が高いです。
政経に携わる皆様には、広島の魅力アップに努力して貰いたいと思います。