タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニは「3大ガニ」と呼ばれていますが、今冬はそれぞれの価格変化が大きいようです。
種類 | 産地 | 卸値 |
タラバガニ | 輸入:アラスカ・ロシア | 上昇 |
国内:無 | ||
ズワイガニ | 輸入:カナダ・ロシア | 上昇 |
国内:日本海 | 下降 | |
毛ガニ | 輸入:無 | |
国内:北海道 | 上昇 |
タラバガニ | 身が詰まった「カニの王様」であり輸入物が大半となる。漁獲高が減少しており、アラスカ産が5年前より7割高くなっている。 |
ズワイガニ | 「松葉ガニ」「越前ガニ」とも呼ばれる日本海産は今冬漁獲が多く、価格は値頃に推移しています。一方、輸入価格は上昇しています。 |
毛ガニ | 殻を覆う毛が特徴です。ミソも美味しく、北海道で好まれています。このところ不漁が続き、卸値は2年で3倍に上昇しています。 |
日本はアメリカに次ぐ世界2位のカニ消費国ですが、価格上昇もあって消費は減少傾向です。一方、中国と韓国の輸入量は4年で3倍に増え成長著しいです。そのため「ロシアの生産者が日本より高値で買う中国への供給を優先するケースも増えた」そうです。
カニは全て天然物で、成長まで10年以上かかります。今のうちに有効な資源保護の手を打つ必要があるのかもしれません。