小売業界【溝口】

増益社数 業態 要因
9割 ドラッグストア 食品値下げで集客し化粧品や医薬品で稼ぐ
ホームセンター
8割 食品スーパー プロ向けサービス強化で顧客囲い込み
6割 総合スーパー プライベートブランド商品の強化で採算改善
家電量販 店頭での確認需要のある高単価の家電が売れ筋
コンビニ 人手不足に悩む加盟店支援が利益下押し
5割 アパレル ネット比率高く、暖冬で冬物衣料も苦戦
4割 百貨店 「訪日客頼み」色濃く、投資増も重荷

 

小売業界での業態間格差が広がってきたそうです。ドラックストアで9割が増益の一方、アパレルでは5割が減益だったようです。ネット化および高度流通化の影響が大きく、同業態の中でも大きな差が表れ始めています。

 

食品は2.4%、医薬品は5%と、ネット販売比率の低い品目の代表格となっており、それらを扱う企業は業績を伸ばしています。また生鮮食品および化粧品は、店頭で確認したい商品の代表格となり、同様に業績を伸ばしています。

一方、アパレルは11.5%とネット販売比率が大きく伸びてきているなか、「しまむら」「青山」等のネット化が遅れている企業は成績を落としています。

米国のウォルマートでは、商品をネットで注文して店舗で受け取る、無人専用機で受け取る、ドライブスルーで受け取るなどの工夫を行っているそうです。

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