いきなり!ステーキ【溝口】

アメリカにも展開している「いきなり!ステーキ」が、ニューヨーク市内店舗11店のうち7店を閉めたそうです。

「いきなり!ステーキ」ニューヨーク店のステーキは20ドル前後となり、ライバル高級店は廉価なランチでも50ドル前後ですので半額以下となりますが、その安さが武器にならなかったようです。

米国人のステーキの食べ方は、スーパーで買って家で食べるか、高級店で食べるかの二極化しており、同社はその狭間を狙ったが上手くいかなかったようです。

また、日本の「いきなり!ステーキ」は、個人客が半数を占めますが、アメリカでは「ステーキはグループで食べるもの」のようです。

 

有名店は別かとも思いますが、私が経験した限り、アメリカのステーキハウスのステーキは美味しくありません。お皿のグレービーソースまたはテーブルに市販のステーキソース、塩、コショウがあるだけです。

お肉は脂の甘味はなく、と言って赤身の旨味も感じません。そして店舗調度が良く、サービスパーソンも多いので、それなりの価格となり、コスパが悪く感じます。

 

一方、「いきなり!ステーキ」は明朗会計のうえ価格も安く、お肉も美味しいうえ、焼き方も上手だと思います。これは日本人に限らず、全世界で通用する価値観だと思います。たまたまアメリカのステーキの価値観に沿わなかっただけでしょうから、もし人種により味覚の差がないとしたら、ニューヨークの皆さんは損をしていることになりますね。

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