消費行動の変化【溝口】

かつて高額商品を買い、見栄を張る消費が多いと言われた中国人の消費行動が、若い世代を中心に「賢い消費」に移行しているそうです。

これまで人気を集めてきた「価格は高いが高品質」という海外ブランドですが、豊富な資金と地の利を活かして「価格も安くて、品質もまあまあ良い」という国内ブランドが、存在感を強めているようです。

 

  外資企業 VS 中国企業
コーヒー スターバックス ブランド名 ラッキンコーヒー
コーヒー:25元

ラテ:29元

モカ:32元

価格 コーヒー:21元

ラテ:24元

モカ:27元

3600店 中国店舗数 2000店
日用品 無印良品 ブランド名 蘇寧極物
ハンドタオル:22元

男性用シャツ:228元

男性用肌着:88元

価格 ハンドタオル:15.9元

男性用シャツ:149元

男性用肌着:39元

230店 中国店舗数 10店

 

以前、海外文化を知らない中国人は、先進国のスタンダートから30年遅れていると思っていましたが、急速に追いついて来ていますね。

やはり高度IT社会、フィンテックに伴う「信用スコア社会」の影響が大きそうです。これまで高級車、高級ブランドバッグを購入する目的は、ハイソサエティに属していることを表現するためでしたが、信用スコア社会では必要ないと思われますので、そういった商品を扱っている業者は要注意でしょうね。

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