ローン【溝口】

銀行カードローンの融資残高が約5兆7千億円と0.8%引き下がり、8年ぶりの減少に転じました。カードローンは銀行の個人向け貸し出しの一種で、利用者が無担保で利用目的を問わず借りることができる融資方法です。

2011年には3.3兆円程度だった残高が2017年には5.8兆円程度に増加していたが、減少傾向だった個人の自己破産が2016年から増加に転じていることを鑑みると、融資額が利用者の返済能力を超えていると考えられます。

ちなみに2人以上の世帯に限ると、貯蓄額の平均値は1216万円となり、負債額の平均値は517万円となります。

 

以前聞いた、ある人の話ですが、建てて15年目の住宅を売り、同じ広島市内(旧宅より街に近い場所)に新築住宅を建てた。旧宅のローンは売却で補填でき、新築ローンの金利は住宅ローン減税で逆鞘が出るとのことでした。

同一人物ですが、自家用車は最初の車検の際に新型に乗り換える。車検費用などを考えるとローン額は変わらない、とのことでした。

まさに低金利時代を謳歌している人物だと思います。ローンは変動金利を採用して支払額を抑えているそうですが、「数パーセント単位で金利が上昇した場合には一体どうなるのか」と心配にもなります。

 

国債、公債、住宅ローン、カーローン、学資ローン、カードローンと借金大国な日本なので、金利引き上げが起きた際には大混乱が予想されます。先進諸国の金利引き上げがきっかけになりそうなので、そろそろ気を付けた方が良いように感じます。

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