経済産業省によると、日本のインターネット市場におけるスマホ経由の消費が約4割に達しており、特に衣類雑貨においては5割超がスマホによる購入となっているそうです。
2017年における20歳代のモバイル端末によるネット利用時間は3時間(休日)に迫り、パソコンの42分を大きく上回っています。またSNSで気に入った情報を見つけると、その場で商品を検索して購入する消費者が目立つようです。
また国内大手のアマゾンと楽天のサイトをスマホだけで利用する人は7割を超え、パソコンのみの1割を大きく超えています。
スマホアプリによる個人間取引も広がっているそうです。フリマアプリの市場規模は前年比32.2%増となっていそうで、主力だった20~30歳代の女性に加えて、男性やシニア層でも利用者が増えているそうです。
そのため出品物の構成比が多様化しており、レディースが24%と5年間に比べ10%減少した半面、エンタメホビーが21%と増え、遺品整理を目的にフリマアプリを始める高齢者も目立つそうです。
とは言え、世界全体で見てみると、モバイル機器によるネット販売規模は、中国が69%、米国が12%、日本は2%と、まだまだ小さいそうです。
パソコン離れが進んでいるようです。これまでスマホは無料(携帯会社による割引制度のため)かつ、基本性能やアプリの発達によりPC並みにできることが増えてきており、また市場規模の拡大よりアプリ開発に投資が集中することで、善循環していますね。スマホが手放せない生活は当分続きそうです。