銀行【溝口】

三菱UFJ銀行と三井住友銀行は店舗外のATMを相互開放するそうです。両行の預金者は相互開放先のATMで平日の日中に現金を引き出す際の手数料が無料になります。これにより合計で600か所以上のATM拠点を廃止でき、管理費の高いATMを減らすことで、年数十億円の経費削減が見込めるそうです。

駅前や商業施設に置く2800か所のATM拠点が解放の対象となるようです。また支店内に設置しているATMは対象外となる見通しとなっています。

また三菱UFJ銀行は2023年度までに515店舗のうち35%に相当する180店舗を削減する予定となっています。

 

メガ銀行同士のATM開放は初めてとのことですが、スピード感の無い経営にビックリしますね。ATMなんて、さっさと全金融機関を組合員とするATM専用の組合を設立して、コンビニを含む各商業施設に配置すべきだったんですよ。そうしとけばコンビニ企業が銀行やろうと思わなかったかもしれないのに。

ATMの共通化は、通帳の形が異なるから難しかったと聞いていますが、それが本当ならチャンチャラおかしいですね。記帳機能と出金機能を分ければいいだけです。「記帳については支店までお越しください。内容の確認はネットでも可能です」とすれば良かっただけです。

 

現在の銀行苦境は政府の低金利政策もあるかもしれませんが、他業種が「既存銀行は弱い」と攻めているからです。実際、改善スピードが遅すぎて呆れるほどです。広銀、もみじ銀のネットバンキングのユーザビリティーなんて「小学生が作ったのか?」と思うような出来栄えですよ。笑

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