生産性の向上【溝口】

2012年の第2次安倍政権が発足してから、最低賃金引き上げ幅は計152円となり、人件費の負担が大きくなっているため、各企業では生産性の向上に知恵を絞っています。

例えば、東京のコンビニではレンジでの温めはセルフとなっており、セルフレジが導入されたコンビニもあるそうです。また定型業務を自動化するロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)が注目を集めています。

 

生産性を高めるためには、ロボットの活用、事務作業のデジタル化を進めると同時に、不要な規制の撤廃も必要です。例えば企業にとって何のメリットもない税務会計などは、簡単な会計ソフトに情報を入力するだけで、納税額が算出でき、手続きも完了できるほどシンプルにすべきです。税理士という資格があることが複雑な証明であり、その存在自体が無駄です。

 

規制の撤廃で言えば、ライドシェアも門戸を開かれるべきですね。タクシー業界もようやく配車アプリを使い始めましたが、それではライドシェアの表面をなぞっただけとなり本質と異なります。ホテル旅館業がエアビーアンドビーとの競争を始めたのと同様に、タクシーもウーバー等のライドシェアと競争を始めることが、社会全体の生産性の向上に繋がると考えられます。

 

それから運転免許の中型免許も止めた方が良いと思います。中型免許の制度が始まってから事故が減少したとは聞いたことがありません。慣れていない人には運転させませんし、自信がなければ本人も運転しません。この法律が施行され、人員の配置に制限ができ生産性が下がってしまいました。

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