大手外食チェーン店で、スマホで注文、会計決済できる「モバイルオーダー」の導入が始まったそうです。利用者は待ち時間のストレスから解消され、店舗は人手の削減が見込めるそうです。
これまで「すき家」ではカウンターに座り、スタッフに注文するスタイルでしたが、スマホで席のQRコードを読み取り、アプリ内で注文、決済する方法に変わったそうです。確かに、注文、会計の待ち時間が減り、素早さが売りのファーストフードでは良い影響が多いと思います。
一方、焼肉店でモバイルオーダーを導入した事例もあり、スタッフを2名減らすことができたそうです。しかし手やテーブル上が汚れがちな焼肉店で、自分のスマホで注文するのは、あまり乗り気になれません。スタッフを減らせた分だけ価格を引き下げられれば客側にメリットがありますが、そうでなければ使いにくいだけですよね。
また、焼肉店のように複数人での利用が多い店舗の場合には、割り勘に対応できているのかが重要かもしれません。
ファーストフード店であれば月間で複数回訪れる機会もあるかもしれませんが、焼肉店は多くても1度ではないでしょうか。そのような機会のためにアプリをダウンロード、設定するのも面倒です。
また高性能なスマホ至上主義の時代が終わり、必要な機能だけあれば良い、また性能、安全性の面からも、不要なアプリはインストールしたくないという流れにも逆行しているようにも思えます。とは言え、選択肢が増えることは助かります。