燃料電池【溝口】

燃料電池での発電事業に参入したソフトバンクは、都市ガスなどを燃料に発電する「ブルームエナジーサーバー」の運転を始めました。第1弾として導入した「エムタワー」では、200キロワットの発電能力で、ビル全体の電力需要の75%を賄えるそうです。

動画を確認してみると、エムタワーは20階建のオフィスビルであり、その外部の12m×3mの土地に、高さ2mの直方体の燃料電池ユニットが配置されていました。
発電コストは1キロワット時あたりで20円になるそうですが、これは低圧電力料金の15円/kwhより割高となっており、話題の燃料電池とはいえ、まだまだ夢の発電方法とは言えないようです。

一般的に燃料電池とは、水素と空気中の酸素を反応させることにより継続的に電力を取り出すことができる装置のことです。名称が電池となっているため勘違いされやすいのですが、電気を貯めておく電池ではなく、別のエネルギー源から電気を生み出す発電装置となります。
ちなみにソフトバンクは、福島の原発事故発生いらい、原発に頼らない電源の開発に取り組んでおり、米子市には一般家庭約12,000世帯分の電力消費を賄うことができる太陽光発電所(メガソーラー)を建設しています。

知識不足のため原発については何も言えませんが、原発とは異なる発電方法を開発することは、時代の要請に合っている気がします。設置、発電のトータルコストが下がり、選択肢のひとつとして普及すればいいなと思っています。

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