外国人旅行者数【溝口】

日本を訪れた外国人旅行者数が9月10日時点で、過去最高を記録したそうです。昨年の実績である1341万人を超え、2015年は1900万人に達する見込みになっています。

特に買物目当ての中国人旅行者は、前年同期間の2.17倍にもなり、全体の4分の1を占めているそうです。また、1人当たりの買物代は10万円を超え、平均より大きく突出しているそうです。
中国の株式市場では7月以降、株価の乱高下が続き、景気の減速が報じられています。しかしその影響もなく、旅行者数は増加傾向にあるそうです。

中国以外の国でも、韓国やイタリア、スペイン、台湾が、単月での過去最高記録を更新したそうです。こういった環境のなか、観光庁は年間旅行者数の見通しを上方修正しており、2020年までに目指している来日客数2000万人の目標が現実味を帯びてきました。

ちなみに、昨年の7月以降にビザ発給要件が緩和された国は、インド、インドネシア、フィリピン、ベトナム、中国となっています。中国人観光客の増加は、爆買いの様子を踏まえると円安よりもビザ緩和が理由として大きいように思えます。

またビザ発給要件の緩和と同時に、クルーズ船の外国人乗客に係る入国審査手続きの円滑化という改正が行われており、簡易な手続で上陸審査が行われるようになったそうです。
これは先般、五日市港に入港したクアンタムオブシーズなどに採り入れられている措置ですね。

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