米アマゾンが無人コンビニエンスストアを開業したそうです。AI技術を駆使してレジを無くし、買いたい商品を店外に持ち出すだけで自動的に支払いが済むそうです。
客は専用アプリをダウンロードしたスマホをゲートにかざして入店し、欲しい商品を自分のバッグに入れ、そのままゲートから出るだけで買い物が済みます。店内には買い物カゴもレジ待ちの行列もありません。
自働決済が可能となっているのは、天井に設置されたカメラと棚のセンサーのおかげです。それぞれの客がどの商品を選んだのか常時把握しているそうです。
従来の小売店は「いかにレジの行列待ちを減らすか」を考えていますが、アマゾンは「そもそもレジは必要か」という視点にたっており、これまでの常識にとらわれない発想で利便性が高く、効率的なシステムを生み出しました。
また多くの労働力が必要で、雇用の受け皿となっている小売業において、AIが人の仕事を代替したことは大きなインパクトですね。
日本でもローソンが深夜早朝のレジを無人にする実験を今春から始めるそうです。人手不足が目立つ地方で特に役立ちそうな技術だと思います。
AIによる無人化の流れは逆らえないモノだと思います。産業革命では労働者が「機械が自分の仕事を奪う」と機織機を壊したと習いましたが、それに匹敵する革新になると思われます。
未来を予見することは難しいですが、アンテナを張り、イノベーションに乗り遅れないようにしなければなりません。
